![]() 鷹橋紀幸です。大塚前会長から会長職を引継ぎ、新たな体制で理事の皆さんと会の運営を行ってきました。その間、2ヵ月に1回の理事会にて、諸々の懸案事項に取り組んでまいりました。 皆様には日頃から、呉市薬剤師会の活動にご理解とご協力を賜り理事を代表して心より御礼を申し上げます。 呉市薬剤師会の運営の柱は、 @日本薬剤師会及び広島県薬剤師会の下部組織としての活動 A呉市内基幹病院から会員薬局への処方箋FAX送信事業 B会営薬局センター北店の運営 C会員向け備蓄医薬品供給事業 D学校薬剤師の活動等 があります。 薬剤師会の運営は、加入薬剤師の会費によって運営されており、 そのほとんどが所属の会社(個人)から支払われています。 令和6年末で210名の会員(128店舗)が加入しています。 さて、新型コロナウィルス感染症が第5類になって以降、各店舗の処方箋枚数はコロナ前と同等 又はそれ以上になってきておりますが、昨今の光熱費や消耗品の高騰、最低賃金の増額、2年に1度の 調剤報酬改定と毎年行われる薬価改定等々経営環境は決して安心できるものではありません。 各店舗においても、医薬品の流通問題により、医療機関との調整に時間を取られ、 本来の薬剤師業務に注力ができない状況も見受けられます。 夜間休日急患調剤センター業務においては、皆様のご理解とご協力により、 呉市民の健康維持に大きな貢献をしていることは、呉市からも高く評価を受けています。 特に年末年始の休日は、1日に300名を超える患者さんが来局され、 多い時で3〜4時間待っていただくという状況が生まれました。 来年度は、レセコンの増強、事務員及び薬剤師の配置の増加を検討し、 繁忙期の手当の増額や残業手当の支給を実現していきたいと思っています。 しかしながら、これから間違いなく訪れる人口減少による医療機関の減少の影響は、 調剤薬局にも大きな打撃となるでしょう。 電子処方箋導入によるFAXの廃止も近い将来必ずやってきます。 それまでに薬剤師会として、何ができるのか? 何が必要で、何が不必要なのかをしっかり議論し運営を続けていきたいと考えています。 また、呉市薬剤師会では研修会を病院薬剤師会、医師会、呉市等と協力し行っています。 これから益々高度化し、専門性が高く問われる環境の中で、薬剤師として日々研鑽をしなければなりません。 一人でも多くの方が参加したくなるような研修会の充実も行ってまいります。 なお、当会は呉市だけでなく江田島市の会員も含む広域な薬剤師会として活動しております。 最後になりましたが、呉市および江田島市の市民の健康増進のため、 微力ではありますが、全役員で力を合わせ、呉市薬剤師会の運営に尽力していく所存です。 令和7年1月1日
呉市薬剤師会会長 鷹橋紀幸 |
〒737-0046
広島県呉市中通1丁目4-2
TEL 0823-21-4695
FAX 0823-21-4855